健康のためにはお風呂のお湯に浸かってほしい話です。
身体を温めること=温熱効果は大事ですが、じつは身体を温めるのはすごく限局的でそれよりも全身浴の水圧がじつは大切なんです。
これは単にシャワーでは温めるだけだったら得られない内臓であったり血管だったり神経やリンパの刺激をお風呂の中に入ると全身浴により水圧がかかって足や胸.お腹などにむけて血液を押し上げる静脈環流が促進されるからなんです。
生理学的には下半身の静脈血が血液に戻りやすくなって全身循環が改善するので、むくみだったりとか
冷えだったりとか静脈瘤の予防にも効果があるのですが、
特に足湯だけでは得られない全身浴ならではの利点は
水圧って間質液と似ていて
細胞と細胞の隙間に溜まった水分だったりとかリンパ液を押し出すような効果を持っており
これによって炎症物質だったり、老廃物の代謝が促進されて、浮腫であったり肌荒など免疫の過剰反応も抑制していき、
お風呂の中の水圧は腹部にも均等にかかるので
腸の全身運動が促進されることがわかっていて、便秘や消化不良だったりなど自立神経の乱れを整える効果もあるのです。
そして心臓
水圧で心臓に戻る血流が一時的に増えるから心拍数が上がったり
結果として下がったりといった調整反応がおこるので、
これは副交感神経の優位化をもたらしてリラックスと睡眠の質の向上にも直結します。
あとは浮力
浮力による体重は9分の1になり筋肉や関節をゆるめるので、筋緊張だったり関節の圧迫が減少して脳が安全だと判断して交感神経を鎮静化させます。
温めることは大切だけれども